2009年10月12日 (月)

ないた赤おに

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学生時代、絵本作家になりたいと思っておりました。子供のころから国内外の絵本が好きで、色々読んだり、絵本らしきものを描いたりしてましたが、まあ、似て非なる職業に就いてしまいましたね。

それにしても子供の頃に読んだ絵本は、楽しさと切なさが混在していて、ちょっと戸惑ったものですが「ごんぎつね」や「100万回生きたねこ」など、大人になった今でも思わずホロリとしてしまう名作がたくさんありますね。

中でも、時々思い出すのがこの「ないた赤おに」です。今読んでもウルウルしてしまいます。お話は、あるところに、人間と仲良くなりたい赤鬼がおりました。しかし、人間は赤鬼のことを怖がって仲良くするどころか近づきもしません。そこに青鬼が現れ、赤鬼が人間から好かれるように、ある芝居を打とう、と言うのです…。

ごくごく短いお話なので、これ以上書いちゃうとオチを言ってしまうことになるんですが、このお話を知らない人、または忘れちゃった人は、図書館などでもう一度読んでみたりしてはどうでしょうか?当時とはまた少し違った印象があるかも知れませんよ。

オススメ度
★★★★★


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2009年10月11日 (日)

浪人街(1990)

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突然ですが、オイラ時代劇が好きです。で、人にオススメする時代劇映画となると何本かあるんですが、この浪人街(オリジナル版)は絶対にハズせない、素晴らしい作品で御座います。もともとは、趣味で居合い斬りをやってる友達が「コレは観とかないとイカンよ!」と言っていたので軽い気持ちで観たんですが、いやあ素晴らしい。平田弘史先生が描きそうな、下流武士の壮絶な生き様と言いますか、行き場を見失った武闘派武士の、時に無骨で、時にイイカゲン、そして時にズル賢い、ある種の切なさを感じさせる良作だと思います。

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↑スケコマシの卑怯者。典型的なクズ人間、荒巻源内。

内容はというと、江戸時代後期の落ちぶれゆく武士達の、泥臭くも熱いドラマと申しましょうか。舞台は、食い詰めた浪人たちが集まる寂れた街。ヒモ同然のクズ浪人、原田芳雄演じる「荒巻源内」と、やや破滅主義者的なクズ浪人、勝新太郎演じる「赤牛弥五右衛門」が酒場の前で言い争いをしている所を、作品中唯一のマトモな浪人、石橋蓮司演じる「母衣権兵衛」が仲裁します。

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↑豪傑風だけども強い者には尻尾を振ります。やや破滅主義者気味の赤牛弥五右衛門。

この権兵衛さん、酒場で働く「お新」に惚れておりますが、何せ根っからの堅物なので、なかなか言い出せないようなのですが、実は先ほどのクズ浪人「荒巻源内」とただならぬ関係であることを知り愕然とします。

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↑クズだらけの中で唯一マトモっぽい、母衣権兵衛。超堅物で居合い斬りの達人。

さて、その頃街では夜鷹が惨殺されるという事件が続発します。犯人は巨大な権力を持つ旗本衆。その事件のドサクサに紛れて100両もの手形を奪い盗った、田中邦衛演じる「土居孫左衛門」。彼は無実の罪を被って浪人に落ちぶれていたのですが、帰参するために100両の大金が必要だったのです。夜鷹殺し、100両の手形強奪と、街は不穏な空気に包まれます。

風見鶏のように強い方になびき、いつの間にか旗本の手先となった赤牛は、その手形を盗んだのは源内に違いないと旗本衆に告げ口をします。そこで源内を誘い出すため、彼の情婦であるお新を公開処刑にすることになるのですが…。お新が八つ裂きにされるかという正にそのとき、源内が単身、100人を超える旗本衆に斬り込んで来るのでありました…。

だいぶ端折ってますが、結構熱いストーリーです。女衒みたいなクズだと思っていた源内が、命を賭けてお新を救い出そうと無謀な戦いに赴き、惚れた女の危機に権兵衛が、死に装束をまとって源内に加勢するあたり、思わず男泣きしそうになります。しかし原田芳雄さんは、こういうヤサグれた感じで実は熱い、男臭い二枚目半みたいな役がピッタリですね。

自分的一番の見所は、居合い斬りの達人、母衣権兵衛が終盤に魅せる殺陣でしょうか。居合い斬りは「抜いたらオシマイ」と言われますが、この権兵衛さん(名前はなんとかならんか)、敵を威圧し、間合いを見計らいながら、目にも留まらぬ早さで抜刀!相手を斬り倒したかと思うと、また刀を鞘に収め、またジリジリと敵との間合いを詰めて、襲いかかる相手にすかさず抜刀!と、言葉で聞くと作為的な殺陣のように思うかも知れませんが、かなり熱くなるシーンです。居合い斬りによる殺陣というのが珍しいのもありますが、観て損はないでしょう。

オススメ度
★★★☆

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2009年10月 5日 (月)

ファンタジーゾーン

記憶の中にある、ファンタジー・ゾーンとの出会いは消す事が出来ない。小学生高学年の暑い夏休みの思い出と共に今も鮮烈に焼き付いています。このゲームのお陰でオレは人生を完全に踏み外したと行っても過言ではないですよ。

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実際、近所にあったゲーセンは非常に変わったスタイルで、こんなオッサンになっても、あれほど変わったゲーセンは未だにお目に掛かった事がありません。どこからどうみても農家の納屋の中に、農具と共に数台のゲームが所狭しと並んでいる異様な光景、しかも営業時間もハッキリしない。8時過ぎくらいにインターホンで「オバちゃん開けてー」と言うと、直ちに店を開けてくれるというなんだか町内会感覚の変な店でした。モグリの賭博場とかってこんな感じなのかな。そりゃ記憶に焼き付くよね。

そんな薄暗い、リアル日本の農家的環境の中でそのゲーム、ファンタジーゾーンのパステルカラーの画面は一際異彩を放っておりました。当時はそれほど一般的でなかった多重スクロールに、ラスタースクロールでウネウネっと現れる、オシャレなタイトルロゴ。不思議な形状をしたプレイヤーキャラクター(戦闘機?のくせして足が生えてる!)と、不思議なテイストの背景デザイン、これまた強烈な個性と存在感に溢れるボスキャラクター!そのどれもが素晴らしく、一瞬でオレは虜になってしまいました。

ゲームシステムは8方向レバーと2ボタンショットという、当時で言うと典型的な操作性。左右の任意スクロールで、マップを縦横無尽に移動し、10個ある中継基地を全て倒し、その後に登場するボスを倒すことでステージクリア、という今では結構典型的なスタイル。

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しかし、このゲームの革新的な部分はそのパワーアップシステムにあります。というのもこのゲーム、敵を倒す事で出現するコインをゲットすることで貯金し、そのお金でレーザーやツインボムなどの強力なパワーアップウェポンを入手する、というRPGなどでお馴染みのシステムを搭載しているのです!!しかも武器を買う事でゲームを有利に進めることが出来ますが、武器は買う度に値上がりしていくという、ちょっとした経済システムを採用しているため、買い物センスを試されるゲームバランスとなっております。

ボスはどいつもこいつもアクのある個性派揃い。デザインも素晴らしいけど、攻撃の特性もそれぞれ際立っていて、カワイイと思ってナメてかかると痛い目に遭うのは必至ですよ。オレのお気に入りは台風の精?ウィンクロン。ショットを打ち込むとドンドン目が充血してカワイイの。

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↑木の精?スタンパロン。大量の木の葉弾を撃ってきます。

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↑花の精?ボランダ。空から種が降ってきます。真面目に戦うと意外に強かったりします。

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↑太陽の精?コバビーチ。STG史上最速のレーザーを撃ってくる強敵。最初の難敵。

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↑カニの精?クラブンガー。触手+弾幕。かなりの強敵。

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↑雪の精?ポッポーズ。15体からなる、軍隊系ボス。こいつでミスると復活は困難。

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↑台風の精?ウィンクロン。挙動不審っぽい目の動きがカワイイよ。

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↑顔面の精?アイダ2。スペハリと関連が?可愛い大顔面。

と、最終面ではこれらのボスとの総当たりメモリアルバトル、いわゆるボスオンパレード!今では手抜きの代名詞のように言われるボスオンパですが、これは意外性もありましたし、何よりカッコ良かったです。仮面ライダーの再生怪人よろしく、倒したハズのボスたちが7人の用心棒って感じで、次々と襲いかかってきます。そして、8人目のボスとして待ち構えているのは意外な…。と、ちょっとしたミステリーもあり、色々とサービス精神旺盛なゲームでしたね。

このように、グラフィックやゲームシステム、演出も素晴らしいのですが、それにも増してBGMも素晴らしい!!付点8部音符を多用した、ハネる感じのノリの良いサンバ風ミュージックが気分を盛り上げてくれます。中でも、ゴリゴリのFMチョッパーベースのリフが印象的なボス曲は、もう名曲中の名曲と言うしかありませんよ。今でも時々聴いてます…と何気にwikiを覗いてみたら、ファンタジーゾーンの導入ストーリーが。

~B.G.1422年、惑星間の公式通貨が乱れ、エリダス第9惑星が大恐慌に見舞われた。そして、宇宙協会(スペースギルド)の調査により、何者かがメノン星人を操って外貨を奪い、「ファンタジーゾーン」に巨大要塞を建造していることが発覚した。早速オパオパは事態の解決のために「ファンタジーゾーン」へと向かった~…って、結構ハードな感じでカッコいいストーリーですね。経済SFシューティングって感じでしょうか。

さて、随分ベタ褒めしましたが、ゲームは少々単調な部分も否めません。ステージごとの攻略性にあまり変化がない点、ボスの攻撃が単純、任意スクロールの判定が画面の端の方にあるため、操作がしにくい、等々。今見ると流石に時代を感じますが、機会があったら是非一度は遊んで頂きたいです。

お薦め度
★★★★

この続編であるファンタジーゾーンⅡ(最近、システム16版が発売しましたね)とか、MDのスーパーファンタジーゾーンもいずれ紹介しようと思います。

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2009年10月 4日 (日)

武士道シックスティーン

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実家に帰る飛行機(リアル斑鳩との呼び声高いスターフライヤーです)の中で一気に読みましたよ「武士道シックスティーン」!!いやあ、爽やかですね。久々の青春小説です。女子高生と剣道(武士道?)の組み合わせ、というなんとも意外な食い合わせでしたが、これはかなりの傑作かも。

本筋と関係無いですが、本の装丁がイイ感じです。イラストが可愛い。本のしおり…っていうのかな。紅白の紐が2本。最初は何かな?と思ったけど、これって剣道の試合で使う紅白のタスキをイメージしてるんですね。なかなか凝ってます。

お話は、ふたりの女子高生剣士、剣の道を極めんとする時代錯誤気味の剣道エリート”磯山香織”と、日本舞踊から剣道に鞍替えした、おっとり天然娘”西荻早苗”の全く個性の異なるふたりを、それぞれの視線から爽やかに描いた快作で御座います。「下妻物語」で感じたような、屈折した友情と、全く個性や主義信条の違う主人公のユーモラスなやりとり、それぞれの剣道に対する思いとか、家族とのふれあい、衝突などがテンポよく繰り広げられます。

かなーりサクっと読めますが、ちょっと読みやす過ぎるかなあ。シリーズ1作目だからか、少々食い足らない部分もあります。意外に女子高生の部分が薄いかな…と。でも部活で真剣にバシバシ打ち合った後、帰りにミスドに寄って友達の悩み相談に乗ったり…というイカニモな部分は結構面白く、割と夢中になってしまいました。

あとオイラ、頑固親父が時折見せる、不器用な優しさ…みたいなストーリーに非常に弱く、物語後半では結構ウルウルしてしまいました。いやあ、しかし隣の座席の1歳児(たぶん)がウンコを漏らしたらしく、そのニオイのお陰で人前で涙を見せることもなく、華麗に読了いたしました。ウンコのニオイを中和して余ある爽快な読後感。もちろん、続編の「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」も読むつもりでーす。

極めてマンガ原作っぽい軽さと、爽やかさを持った今作。カッコイイ女子が好きな人にオススメ。

お薦め度
★★★★


↑ヒサビサにアフィリエイト〜

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2009年9月24日 (木)

銀色週間

昔の上司がブログで「カムイ外伝」がオモロイ!みたいなことを書いていらっしゃるので俄然興味が出て来たオレですよ。明日は給料日だし、行ってみるかな。

さて、なんだかドルが90円割るのに何度もアタック仕掛けておりますね。このままだったら日本の稼ぎ頭トヨタの決算とか、どうなっちゃうんでせうかね。温室ガスを1990年比25%削減を目指すとか、なかなか大胆な発想ですが、それってもしかして実質成長率が自動的に-25%されちゃうってことですか。格差を是正するのはイイことだとは思いますけど、一生懸命やっている人間がバカを見る世の中にはなってほしくないもんです。

だいたいFOMCでの厳しめの声明にも関わらず、ドカーンと上げたかと思ったら、大した指標も無いのにズーンと1円近く下げちゃうこの相場…。オレみたいな小心者は一瞬で狩られて終了〜って感じでしょうか。同僚が1000万以上も損したのを聞くと、やっぱり株だとか為替つうのは怖いなあと改めて思うオレでした。えへへ。

あー連休が終わる…。終末は出張で幕張かよ…。面倒だー!!

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2009年9月22日 (火)

そこはアンカじゃない。

最近寒くなったせいか、猫がノートPCの上に座り込むことが多くなりました。しかも、その神操作によってPCの設定が妙な具合になってしまい、ほとほと困っておりますよ。ウチの坊ちゃんどもは、何の役にも立たない癖に、人の邪魔をする能力にかけては天下一品だぜ…。

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あ、最近も色々映画を観たり本を読んだりしてますが、まあ〜あんまり当りはない感じですね。ゲームも食指が動かないなあ…。あ、でも今日届いた「武士道ティーンシリーズ」はちょっと楽しみ。青春小説って何年ぶりだろう。

さて、一時停止を無視したりして罰金を取られたりしてる今日この頃のオレですが、最近は自炊に凝ってます。料理は楽しい。形から入るたちなので、きっちり料理道具とか食器とかを選びに選んで買ったりします。なので、ウチには一度しか使ってないようなキッチン用品が溢れております。

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しかしまあ食欲の秋と申しますからね。ガンガン食べてガンガン運動するのが良いかと。ウチの坊ちゃんみたく、日がな一日寝てばっかりだと堕落します。あ、写真はオレの好物「つぼ鯛」の干物です。マイナーな魚かも知れませんが、ハタハタの次に好きな魚です。見かけたら是非試してみてくださいな。脂の乗った白身魚で、病み付きになります。

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あと、面倒なときのゴハンとしてよくやるのが、ブロッコリーとイカ塩辛のパスタです。塩辛が最高の調味料になってくれるので、素人でもプロっぽい味になります。カボスがやたらと沢山あるので今日はサンマでも焼こうかな。

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最後に、近所で見つけたオシャレな瓶を。カルディコーヒーで売ってた日本酒の瓶。金魚が涼しげでしょう。味は…ちょっと薄かったけど、爽やかといえば爽やか。

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2009年9月15日 (火)

アドレナリン

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いやあ、最近出してませんなあ…アドレナリン。もうすぐこの映画の続編「アドレナリン・ハイボルテージ」が公開されるっつうこともありまして、チョイト観てみました。

さてオレはこのジェイソン・ステイサムという役者さんが結構好きである。オレ的最高映画のひとつ「スナッチ」で魅せてくれた、ヨレヨレ感がにじみ出てるヤンチャな英国人「ターキッシュ」とか、必殺交通仕事人「トランスポーター」とか、超強面(笑った顔を見たことあるか?)のくせして、真面目なんだかふざけてるんだか、強いんだか弱いんだかイマイチ掴めないあたりが面白いです。

そんな彼が新境地(ってほどでもないか)に挑む今作。ストーリーはというとアホの極み。フリーの殺し屋シェブが、暗殺したボスの組織に報復され、中国製の妙な毒薬を注射されちゃう。毒がまわって死亡するまで1時間!フラフラになりながら、自分をこんな風にしたヤツを見つけ出しギッタンギッタンにしてやらないと!!…アレ?怒ったり焦ったり、メチャクチャな事をしてると苦しくないですよ…。そう、この薬はアドレナリンが放出されている限り効力がストップしてしまうのです!こうしてシェブの絶え間ない(文字通り)走り、ドつき、拳銃バンバン撃ち、バイクの上でタイタニックしたり(文字通り)する復讐劇が始まったのです!

まあ、内容はこれが全てです。たっぷり1時間半、主人公の無軌道っぷりを楽しむ系の映画ですかね。結構スタントとか身体張ってるし。あと、殺し屋という身分を偽って付き合ってた恋人さんが結構美人なのがチョット嬉しいです。あと、全編通しておっぱいが沢山観られます。ウフー。

しかし、今までのジェイソンさんの雰囲気とかなり違うというか、主人公に知性をあまり感じないというか、無駄に無鉄砲というか(だってアドレナリンを出すためにワッフルマシーンで○○したり、公衆の面前で○○したり…)単なるアホというか、人によってはちょっと合わないかも知れないです。

ユーモアと悪趣味の境スレスレを、スピーディーかつアクロバティックに疾走する、ゲーム感覚のクライムアクション。ひと味違う刺激を求めてる人にピッタリでしょうか。次回作も一応観に行くつもりでっす。

お薦め度
★★★☆

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2009年9月12日 (土)

イル・ムリーノ・ニューヨーク

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知り合いの女子の誕生日なので、気張ったゴハンでも…と思って、六本木ヒルズの「イル・ムリーノ・ニューヨーク」に行って参りました。しかもなんの因果か9.11にニューヨークの名を冠するイタリアンの名店で食事をするとは。

さて、流石に素敵な六本木。石を投げたらモデルに当たるってくらい美人さんに溢れています。待ち合わせのスタバでは、足がここからここまである、ヴァネッサ・フェルリト(デス・プルーフでエグイ死に方をしちゃうお姉さん、CSI.NYでも悲惨な役だった)を50倍ほど美人にしたようなお方に遭遇し、あわや尾行しそうになったオレ。いやあ、六本木は凄いですね。

もちろんお店も凄いです。自動ドアの中には重厚な両開きドア、恐れ多い感じです。しかも中に入るとなんともゴージャスな空間…しかし結構薄暗い。停電じゃないよね?例によって場違い感丸出しで席に通されます。ここはボリュームあるよーと事前に聞かされていたのですが、はたして我々大食いコンビにはどうなんでしょうか。

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↑写真は普通だけど、とにかく暗いのです。

まずはシャンパンで乾杯しつつ、前菜の数々を。ソフトサラミに、トマトとムール貝が乗ったブルスケッタに、パルミジャーノ・レッジャーノのド塊、ズッキーニのマリネに、フォカッチャ?もあったかな。いきなり凄いボリュームなんですけど。しかもどれもキッチリとガーリックとオイル、チーズが利いてて、かなりの食べ応え。こりゃあ太るな。明日はメチャクチャ走らないと。

本日のスペシャルは、手長エビのリゾット、ポルチーニ茸のラビオリ、ドーバーソールのムニエル、子牛肉のグリル…。連れはヴォーロ・コズィでラビオリに目覚めたらしく、ラビオリを熱望。オレはちょっと興味あったのでカルボナーラ、あとはメインでドーバーソールと子牛肉…。いやあ支払いが楽しみだなあ。えへへ。

まずはラビオリ。キノコが見えないってことは中に入っているのかな。薄暗いので見た目がよく判らぬ。これも結構ニンニクが効いてるのかなあ。カルボナーラは湯で加減は完璧。味はちょっと判りやすすぎるかなあ。アメリカっぽいと言えばアメリカなのかな。良い気になってガーリックトーストを食べてたらこの時点で結構オナカいっぱいに…。

ドーバーソールはレモンバターソースのシンプルなやつ。身はしっかりしてて味も良いです。どの料理も味にメリハリがかなりあり、結構体力使う感じ。いや、美味いんだけどオナカが…。オレ、この時点にデザートに行っても全然オッケイなんですけど。

最後の子牛は完全に蛇足でした。美味いのは判るけど。満腹すぎて頭が働かない。香草と塩のみ?のシンプルな味付けだったけど、これは悪くないです。他がかなり自己主張激しかったからね。ふたりして苦しそうにしてるのを見かねたのか持ち帰りが出来ますが…と言ってくれたので、ヨロシクしました。残したら死んだ子牛に申し訳ないしね。

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女子は一休みした後、リコッタチーズのケーキ?と何とかのタルトをパクパク食べてます。オレはグッタリしつつ食後酒にグラッパ…。オレの…完敗です…。とまあ、スペシャル三昧だったので戦々恐々でしたが、トータルで4万弱(会社から臨時ボーナスが出たので気楽なのだ)かーと思うと、悪くないけどコストパフォーマンス的にはどうなんだろ。地代もあるだろうけど、なんだかなあ。雰囲気はよかったです。そこかしこから聞こえるハッピーバースデーはちょっと恥ずかしいけど。

お薦め度
★★★☆

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2009年9月 7日 (月)

サブウェイ123

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なんか残暑だけは一丁前に夏っぽくて少々グッタリ気味のオレですよ。やる気の出ない時はグッタリと映画を観るに限る…ということで、観てきましたよ「サブウェイ123」!!トニー・スコット監督らしい、スタイリッシュでスピード感溢れる演出が冴え渡り、それでいて極限状態に於ける男たちの、虚実入り交じる心理戦を描いた、骨太のサスペンスになっております。女子なんて申し訳程度にも出てこない、非常に汗臭い作品です。

さてストーリーはというと、ニューヨークの地下鉄が乗っ取られ、犯人達は人質を盾に地下鉄構内に立て篭ります。異常に気づくもなかなか事態が掴めない運転指令室では、たまたま担当だった職員ウォルターが犯人との交信に成功します。犯人はムチャクチャな要求をNY市に突きつけますが、それは身代金として1時間以内に1000万ドルを支払えというもので、時間を過ぎれば人質をひとりずつ殺していく…というのです。

さて、人質の命が掛かった大事な交渉を任されたウォルター。ただのシロートかつ、ある疑惑によって左遷させられた直後という、リアル泣きっ面に蜂状態のこのオッサンに何が出来るというのか!とまあ設定だけ考えたら結構メチャクチャなんですが、交渉のやりとりは結構スピーディーで、時に強面に、時にユーモアを感じさせながらも、鋭い緊張感を漲らせて展開しますので安心です。

相手の言葉尻を捉えて人間像を掴み、挑発し、焦らせ、弱みを握る…というJOJOのダービー戦のような一進一退の攻防。何せタイムリミットは1時間、まさに手に汗握る戦いが繰り広げられます。また登場人物はどいつもこいつもアクのある、一筋縄ではいかない連中で、特にジェームズ・ギャンドルフィーニ演じるNY市長の人物描写は面白いです。立場をハッキリさせず飄々と立ち回り、どう考えても有能な政治家に思えない…と思わせといて実は恐ろしく切れる、なかなか油断ならぬ人物。ラストの一言はなぜかグっときます。

地下鉄構内と司令室、という限定された空間で繰り広げられる白熱の心理バトル。小粒ながらかなり見応えのある作品に仕上がってます…が、ちょっと気に入らない点も無くもないです。なんというか、広げた風呂敷は閉じてほしいというか…。ジョン・トラボルタ演じる、ハイジャック犯のバックボーンとその動機には??が残ります。すごくイイ感じで犯人像に肉薄するだけに、このあたりがちょっと残念。あと、主人公の行動も少々非常識な部分が…。

とはいえ楽しめたのは事実。骨太の心理戦が観たい方にはちょっとお薦めです。

お薦め度
★★★★

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2009年8月31日 (月)

グッド・バッド・ウィアード

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皆さんは選挙に行きましたか?いやあ下馬評通り、民主が単独過半数を取るんでしょうけど、どうなるんですかねー。予想通りの選挙速報を見るのも何なんで、行って参りましたよ。「グッド・バッド・ウィアード」!公開2日目というのに、お客が5人しかおらず一抹の不安を隠しきれませんが…。

確かアマルフィの予告編で観て「なんだか面白そうな映画だなあ」と思ったのと、題名や設定から、オレの好きな映画「続・夕日のガンマン」がモチーフになっているに違いない!と思ったからなんですが、結論から申しまして、思ってたのとだいぶ違う映画になっておりました。恐るべし韓流映画。
少なくとも自分の中のイメージでは、スピーディーな展開、スタイリッシュなアクション、3人のガンマンの個性溢れるキャラクター性と、それを生かしたドラマ…と思ってたんですが…。

さて物語はというと、1930年代の満州を舞台にした、空前絶後のお宝争奪戦。アクの強い連中が織りなす、虚々実々入り交じった攻防が見所…と言いたいんですが、ドラマが弱く、途中で猛烈に中だるみします。もうちょっと3大スターが絡むのかと思ってたら、韓国の両津勘吉ことソン・ガンホが出ずっぱりで、今ひとつそれぞれのキャラクターを生かしきっていません。しかも、あまり詳しく書けませんが最後の最後で、大抵の人が唖然とするトンデモ展開になります。脚本の仕掛けで、誰が「良いヤツ」で誰が「悪いヤツ」または「ヘンなヤツ」と明言していないのがミソですかね。

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↑イ・ビョンホンはイイですね。体の鍛え方が普通ではないです。

とはいえ詰まらない映画かと言うとそうでも無くって、要所要所にあるガンアクションは見応えありますし、イ・ビョンホンの屈折した悪党っぷりも面白い。しかもこの人、本家の「悪いヤツ」リー・ヴァンクリーフにちょっと似てるかもです。また唐突に妙な展開になるのも新鮮です。しかし、ちょっと色んな要素を詰め込み過ぎたかなーという感じは否めないですかね。良くも悪くもゴッタ煮なんですよ。もうすこしメリハリがあったらよかったです。

でも、役者の本気っぷりは凄いです。終盤の、馬に乗って戦うシーン等はかなりの大迫力!もうドッカンドッカン爆発している中を馬で突っ切るのなんて身震いするくらいにカッコイイ。追っ手である旧日本軍のダメっぷりには閉口するけど(いくらなんでも弱すぎる)かなりの爽快感。しかしアクションに緩急が無いので観ててダレるというか、飽きてくるんですよ…。

軽〜いマカロニ・ウェスタン風を期待すると最後に結構ズーンと来るかも知れないです。この予想外でいて??な展開こそ韓流なのかも。でもまあイ・ビョンホンのファンの方ならそれなりに満足できるかと。

お薦め度
★★★

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